PNHでは、血管内溶血によって貧血やヘモグロビン尿など、さまざまな症状が認められます(図1)。
自覚症状の有無やその程度は患者さんによって異なります。無症状のケースや、予期せず症状が現れるケース、また、症状が時間の経過とともに変化することもあります。
ただし、自覚症状の有無やその程度にかかわらず、生命にかかわる合併症が隠れている場合があるため、合併症の罹病リスクおよび重篤な転帰を判定するうえで、包括的臨床評価は重要です1)-3)。
図1:PNHの徴候及び症状
さらに、PNHを抱える患者さんはQOLの低下に苦しんでいるとの報告もあります8)。
患者さんが受診された際に使用できる症状チェックの問診票をご用意していますのでご活用ください。